4月30日の日記

2012年4月30日 読書
伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉』電撃文庫

鮮度が落ちないうちに,さらっと読み抜けて
会話ほかのやりとりをにやにや堪能する本.
これは,今回もブレていないようでお見事.
10巻目にして初めて苛つくところが無かった.
いや,酷いキャラに慣れたということじゃなくて
これは理不尽すぎるだろうという場面がない.

◇メモ
P.243 運動を頑張ったあとの心地よい疲労感とは違って、頭脳労働って
    こーさわやかな達成感とかちっともないよね。どーしたもんか。
    … eureka ! 感があると思うのだが頻繁に感じてるのは少数派?
      もつれた糸がひゅっとほぐれるような,あの快感.

P.261 あやせがよくやる『光彩の消えた瞳』――ようするにエロゲ用語で
    いうところの『レイプ目』である。……彼氏にふられでもしたのだろうか。
    …どうも,気色悪い用語で指すものは簡明だが具体的な描写は難しい.
     マシ?な例 『レイプ目とは、瞳のハイライトが消えて
               表情の無い状態となった目の呼称である。』
    http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%97%E7%9B%AE
     死んだ目/瞳 の方がよほどいいんじゃないかねぇ.

P.317 「……キモいブログだって言ったくせに」
    「気持ち悪くない趣味なんかないよ」
    俺はフィギュアケースの中身を見て、言った。
    「でもな。キモかろうが、悪かろうが、バカにしていい趣味なんかない」
    悪いことは罰せられるし、気持ち悪いものは拒絶される。
    それは仕方のないことだ。けれど、蔑むことだけはすまいと思う。
    俺自身の大切なものを、蔑むのと同じことだから。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索