海冬レイジ『も女会の不適切な日常1』ファミ通文庫
面白かった.荒削りな気はしたけど.
足元も景色も訳わからない上に
どこ連れてく? を楽しめるなら楽しい.
で,ネタバレすると興醒めする種類.
なので,気休めながら見え難い書き方で…….
癖のある女子3人の中に男子が女子扱いで
混ざっていて,なにやら虐げられて喜んで
どうなるんだと思いつつも,世界が見え始めた
と思ったら足元をすくうようにひっくり返されて
かなり気持ち悪いなと感じさせられて,そのうち
多世界モノで気持ち悪いのをひっくり返すかと思うと
さらに斜めにひっくり返され……そんなのが出て来るの?
という奴に少しシミジミ,でも落ち着かなくて,次巻に続く.
◇メモ
P.276 (待ちなさい! リンネ)
(この声、愛――?)
頭の中に愛の声が響いた。
愛を強く求めすぎたのか。自分という存在がひどく曖昧になったのを感じる。
その代わりに、自分のものではない記憶や自意識が流れ込んできた。
(何、これ……っ!? やめなさい、リンネ! やめて!)
(視ないで! 戻って――リンネ!)
僕は花輪廻なのか。それとも、十和田愛名のか。
疑問を感じた次の瞬間、僕の意識は愛の意識と混ざり合った。
P.301 そのとき不意に、愛はひどい悪戯を思いついたんだ。
嫌がる僕に、無理やり女子の制服を着せて――
『似合ってるわよ、リンネ。いっそ、そっちの方がいいんじゃない?』
P.302 『も、もういいだろ? 脱いでいいよねっ?』
『いいけど、条件があるわ』
『条件?』
『髪を伸ばして』
『――えっ!?』
『切っちゃだめよ。切ったら、私も短くするからね』
面白かった.荒削りな気はしたけど.
足元も景色も訳わからない上に
どこ連れてく? を楽しめるなら楽しい.
で,ネタバレすると興醒めする種類.
なので,気休めながら見え難い書き方で…….
癖のある女子3人の中に男子が女子扱いで
混ざっていて,なにやら虐げられて喜んで
どうなるんだと思いつつも,世界が見え始めた
と思ったら足元をすくうようにひっくり返されて
かなり気持ち悪いなと感じさせられて,そのうち
多世界モノで気持ち悪いのをひっくり返すかと思うと
さらに斜めにひっくり返され……そんなのが出て来るの?
という奴に少しシミジミ,でも落ち着かなくて,次巻に続く.
◇メモ
P.276 (待ちなさい! リンネ)
(この声、愛――?)
頭の中に愛の声が響いた。
愛を強く求めすぎたのか。自分という存在がひどく曖昧になったのを感じる。
その代わりに、自分のものではない記憶や自意識が流れ込んできた。
(何、これ……っ!? やめなさい、リンネ! やめて!)
(視ないで! 戻って――リンネ!)
僕は花輪廻なのか。それとも、十和田愛名のか。
疑問を感じた次の瞬間、僕の意識は愛の意識と混ざり合った。
P.301 そのとき不意に、愛はひどい悪戯を思いついたんだ。
嫌がる僕に、無理やり女子の制服を着せて――
『似合ってるわよ、リンネ。いっそ、そっちの方がいいんじゃない?』
P.302 『も、もういいだろ? 脱いでいいよねっ?』
『いいけど、条件があるわ』
『条件?』
『髪を伸ばして』
『――えっ!?』
『切っちゃだめよ。切ったら、私も短くするからね』
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