8月28日の日記

2012年8月28日 読書
限界小説研究会『探偵小説のクリティカル・ターン』南雲堂

読書メーターで『友桐夏』で引くと出てくるので
気になって検索したが成果なくて……読んだ.
270頁に
| 〇五年 (中略) 九月にはコバルト文庫から二〇〇五年ロマン大賞を
| 受賞した友桐夏『白い花の舞い散る時間』が刊行。
とあるのみ.

作家論・テーマ論ともに,とくに面白いという程のものはなし.
読むに耐えないほど酷くもないけど.……誤字多過ぎ.(苦笑)

◇メモ
目次
盛期をまたぐ変動と探偵小説論への視座――はじめに 小森健太朗 7
ミステリ・マトリックス 蔓葉信博 16
第一部 作家論 23
 構造を擬態する――西尾維新論 福嶋亮大 25
 ファンタジー・プラグマティズム・見立て――辻村深月論 渡邉大輔 43
 トリック・スタイル――北山猛邦論 蔓葉信博 69
 How to do things with MAPs or unconsciousness. ――米澤穂信論 渡邉大輔 83
 プロット・スタイル――道尾秀介論 蔓葉信博 111
 『ひぐらしのなく頃に』の二つの顔――竜騎士07論 前島賢 133
 ほんとうの出雲――桜庭一樹論 飯田一史 159
 モナドロギーからみた<涼宮ハルヒの消失>――谷川流論 小森健太朗 183
 サバイバル・ゲームと本格ミステリの融合――矢野龍王論 小森健太朗 199
第二部 テーマ論 211
 一九九六年以降の探偵小説ジャンル新人の輩出と動向 213
 小説分析の地殻変動――『ファウスト』と文学的想像力 渡邉大輔 231
 ライトノベルミステリの輪郭 蔓葉信博 257
批評をめぐる諸問題――おわりに 笠井潔 273

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