1月22日の日記

2013年1月22日 読書
高野小鹿『彼女たちのメシがマズい100の理由』角川スニーカー文庫

微妙な読後感.突拍子ない感じが効いてて
先を読みたくなるけれども,楽しさは薄味.
巻を重ねてキャラが立つと可愛くなるのかな.
料理の味付けに薬を使う奴は見た事ないけど
無茶苦茶な混合をする奴は……居る.(苦笑)

◆とある残念な奴◆
味見で調整できないならキチンと計れと言っても
無茶苦茶なので見たら鍋の上で計量スプーンに注ぎ
こぼし入れてるのを指摘したら,こぼさないから良いと
言い張るので,それなら鍋の横で計れと言ったら……
流石にその先には,減らず口が続かなかったけど…….

◇メモ
P.48 「カロンには購買に行くついでに学食で席取って貰ってるんだ。
   リリィがね、葉介ともっと喋りたいんだって。で、ほら、お昼をね。
   一緒に食べるのがいいな、って思ったんだ」

P.53 「え、オマケだよ?もしもお刺身にたとえると、リリィがマグロの赤身で
   葉介はタンポポ。黄色の」
   …ネタかな?マジかな??小菊.
    萼のところを抓んで捻るようにして花びらをバラバラにして
    それを刺身につけて喰う喰い方を初めて見たときは驚いた.
    刺身の種類によっては,かなり美味い喰い方.

P.88 「このポテトチップ(クリスプスのルビ)がワタシのランチですよ?」
P.90 「……へ?」
   「クリスプスが、ランチです。イングランドでは珍しいことではありません」
   「なっ、え、はぁっ――!?」

P.137 「実はあたし、花菱カロンは――藤見川冥の妹なの」
    ……。
    「ちなみに、同い年なのは双子だから」

P.140 「あー……お前と冥が、兄妹?しかも双子、だっけ?」
    男と女の兄妹だから二卵性双生児なのだろう。それでも共に
    クール系という意味では、似てるっちゃ似てると言っても
    良いような気はする。
    「そう。『冥』と『カロン』星の名前。完全な双子ネーム」
    …冥王星の第1衛星がカロン(Charon) 双子にねぇ…….

P.165 正直『俺は妹がそこまで可愛いとは思わない』というのが
    偽らざる本心だ。現代日本には、兄妹とは素晴らしい関係だと
    礼賛する漫画や小説がゴロゴロしている。
     思うに、これが良くない。
     この環境が特に花菱のような『実際に兄妹がいるが、
    兄妹とは離れて育った』人間に対して大きな影響を及ぼし、
    幻想を抱かせる原因となってしまうと思うのだ。

P.195 「お兄ちゃん。もっとあたしを見て欲しい。せっかくの双子なんだもの。
    あたしは仲のいい兄妹になりたい。なあなあでもいいだなんて、
    悲しいことは言わないで欲しい」

P.196 藤見川冥と花菱カロンが兄妹。この驚愕の事実は、もはやリリィが
    三年五組に転入してきた時以来の衝撃となることは確実で……。
                   (略)
    ――は、なかった。

P.197 「やはり、バレバレだったか。仕方ない」
    「そ、そうなの!?」
    「名前に共通点があるのもそうだし、どうも雰囲気や顔つきが
     かなり似ているらしいぞ。直接訊かれたことはないが、
     暗に尋ねられたことならオレは何度かある」
    「は、初めて知った……」
    花菱が驚愕する。
    バレバレだった、らしい。バレバレ。マジで?
    俺も紅緒も(そして花菱本人も)全く気付いてなかったわけだが、
    学校ではこの二人の関係性が前々から怪しいと思われていたらしい。
     なんということだろう。まさか俺たちが揃ってアホだった……!?

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索