入間人間『安達としまむら』電撃文庫
恋の手前のもやもやしたあたりの
美味しいところがたっぷり♪けふっ.
微妙な懐き方がくすぐったいったらない.
入間人間からこんなのが出てくるとは
……って,伏見柚々とか居たなぁ.
あとがきの,「ゆ○○○」ってのは
「ゆるゆり」だろうけど一字違いって何だろう?
(追記)……検索したら,「ゆりゆり」とな.ふみぃ.
◇メモ
P.15 漫画とかでは学校の屋上でサボっている生徒をみかけるけど、
実際は開放されている学校なんてまずない。
…何時頃からなんだろう,飛び降り自殺した奴のせい?
P.57 朝ご飯には少し多く、晩ご飯にはちょっと寂しい。昼ご飯の中身だった。
クリームパンとツナかポテトが入った惣菜パン.
P.95 「安達って、意外と甘えたがり?」
「そんなことない、よ」
語尾がちょっと怪しい。本人もあまり自信がなさそうだった。
安達が道路の方を向きながら、わたしの手をきゅっ、きゅっと握ってくる。
その甘えるような仕草に、いたたまれなくなる。
「なんか、意外だ」
さっきも使ったばかりの意外という感想を重ねる。それぐらい不思議だった。
P.122 私たちの今の歳でだれか男の子と付き合っても、結婚することもないし
家庭を作るところまでいかないと思う。それなら別に男女がつがいで
くっつく必要なんかなくて、そうなると女同士というのもこの時期に
限っては別段、問題がないような気もする。ないのか問題。
いやいや、あるに決まっている。自分が納得できても世間は
変な目で見るだろうし、しまむらがそういうものを受け入れるかも
まったく別の問題だから。でもそれは世間とか、しまむらとか
外側の問題であって、内側、自分自身については問題ないと
いうことなのだろうか。
P.133 薄い水色の壁紙、パステルカラーのカーテン。ベッドは窓際で机も一つ。
ベッドの向かい側にテレビが置いてあって、二階の窓の外には夕日が
広がっていた。ベッドの上で座り込み、しまむらが壁に寄りかかりながら
座っている。そしてそのしまむらに重なるように、私が。
ここまでが私の妄想。もとい夢。
で、現実のしまむらルームはというと。
壁は真っ白。ベッドじゃなくて布団が二組。これが一番意外。窓の横に
テレビが置いてあって、その下の台にブルーレイのパッケージと
ゲーム機が一台納められている。本棚は多分しまむら妹の漫画が多い。
その端に卓球講座の本が一冊あって、なんとなく嬉しくなった。
学習机は並べて置かれている。昔からそのままって感じ。そしてそもそも、
そこが私の想像と違う。しまむらが今も妹と同じ部屋なんてことは
考えもしていなかった……んだと思う。
P.142 「なんだばしゃぁぁぁぁ、なんだばしゃーあああああ」
P.151 安達が勝手に盛り上がって上り詰めて、木の上から降りてこられなくなった
猫のようなものに思えてならない。
P.192 「私もしまむらの妹?」
「おねえちゃんって呼んでもいいよ」
調子に乗ってそんな冗談を振る。鼻で笑ってくれるか、『やだよ』と
適当に拒否してくれることを期待したのだけれど、安達の返事は
すぐやってこない。おや、と思ったところで、
「……おねえちゃん」
本当に呼ぶのか。しかもその神妙な表情と、照れたような間は
なんなのだ。
P.212 少し気の早いしまむらが電話を切る。こういうとき、私は電話を切る
タイミングが掴めなくて相手と一緒に無言の気まずい時間を過ごして
しまうことが多いけど、しまむらはあっさりと切ってしまう。
P.226 喉が渇いているからじゃなくて、手持ちぶさたなのでがぶがぶ
飲んでいる。それが横から見ていてもすぐに分かる。しまむらもまた、
こういう雰囲気になじめているようで、少し無理をしているのかもと
感じてしまう。
…なじめていないようで でないのかな?
P.230 電話といい、しまむらは踏ん切りがつきすぎて困る。こっちは
色々と思うところがあって、ぎごちなくて、それでも声をかけようか
迷っているのに。その時間もくれない。
P.237 「安達は甘えんぼだ」
前にも同じようなことを指摘された気がする。そのときも
顔を逸らしていたから、しまむらがどんな顔でそう言っているのか
わからない。呆れている風にも、微笑んでいる風にも聞こえた。
恋の手前のもやもやしたあたりの
美味しいところがたっぷり♪けふっ.
微妙な懐き方がくすぐったいったらない.
入間人間からこんなのが出てくるとは
……って,伏見柚々とか居たなぁ.
あとがきの,「ゆ○○○」ってのは
「ゆるゆり」だろうけど一字違いって何だろう?
(追記)……検索したら,「ゆりゆり」とな.ふみぃ.
◇メモ
P.15 漫画とかでは学校の屋上でサボっている生徒をみかけるけど、
実際は開放されている学校なんてまずない。
…何時頃からなんだろう,飛び降り自殺した奴のせい?
P.57 朝ご飯には少し多く、晩ご飯にはちょっと寂しい。昼ご飯の中身だった。
クリームパンとツナかポテトが入った惣菜パン.
P.95 「安達って、意外と甘えたがり?」
「そんなことない、よ」
語尾がちょっと怪しい。本人もあまり自信がなさそうだった。
安達が道路の方を向きながら、わたしの手をきゅっ、きゅっと握ってくる。
その甘えるような仕草に、いたたまれなくなる。
「なんか、意外だ」
さっきも使ったばかりの意外という感想を重ねる。それぐらい不思議だった。
P.122 私たちの今の歳でだれか男の子と付き合っても、結婚することもないし
家庭を作るところまでいかないと思う。それなら別に男女がつがいで
くっつく必要なんかなくて、そうなると女同士というのもこの時期に
限っては別段、問題がないような気もする。ないのか問題。
いやいや、あるに決まっている。自分が納得できても世間は
変な目で見るだろうし、しまむらがそういうものを受け入れるかも
まったく別の問題だから。でもそれは世間とか、しまむらとか
外側の問題であって、内側、自分自身については問題ないと
いうことなのだろうか。
P.133 薄い水色の壁紙、パステルカラーのカーテン。ベッドは窓際で机も一つ。
ベッドの向かい側にテレビが置いてあって、二階の窓の外には夕日が
広がっていた。ベッドの上で座り込み、しまむらが壁に寄りかかりながら
座っている。そしてそのしまむらに重なるように、私が。
ここまでが私の妄想。もとい夢。
で、現実のしまむらルームはというと。
壁は真っ白。ベッドじゃなくて布団が二組。これが一番意外。窓の横に
テレビが置いてあって、その下の台にブルーレイのパッケージと
ゲーム機が一台納められている。本棚は多分しまむら妹の漫画が多い。
その端に卓球講座の本が一冊あって、なんとなく嬉しくなった。
学習机は並べて置かれている。昔からそのままって感じ。そしてそもそも、
そこが私の想像と違う。しまむらが今も妹と同じ部屋なんてことは
考えもしていなかった……んだと思う。
P.142 「なんだばしゃぁぁぁぁ、なんだばしゃーあああああ」
P.151 安達が勝手に盛り上がって上り詰めて、木の上から降りてこられなくなった
猫のようなものに思えてならない。
P.192 「私もしまむらの妹?」
「おねえちゃんって呼んでもいいよ」
調子に乗ってそんな冗談を振る。鼻で笑ってくれるか、『やだよ』と
適当に拒否してくれることを期待したのだけれど、安達の返事は
すぐやってこない。おや、と思ったところで、
「……おねえちゃん」
本当に呼ぶのか。しかもその神妙な表情と、照れたような間は
なんなのだ。
P.212 少し気の早いしまむらが電話を切る。こういうとき、私は電話を切る
タイミングが掴めなくて相手と一緒に無言の気まずい時間を過ごして
しまうことが多いけど、しまむらはあっさりと切ってしまう。
P.226 喉が渇いているからじゃなくて、手持ちぶさたなのでがぶがぶ
飲んでいる。それが横から見ていてもすぐに分かる。しまむらもまた、
こういう雰囲気になじめているようで、少し無理をしているのかもと
感じてしまう。
…なじめていないようで でないのかな?
P.230 電話といい、しまむらは踏ん切りがつきすぎて困る。こっちは
色々と思うところがあって、ぎごちなくて、それでも声をかけようか
迷っているのに。その時間もくれない。
P.237 「安達は甘えんぼだ」
前にも同じようなことを指摘された気がする。そのときも
顔を逸らしていたから、しまむらがどんな顔でそう言っているのか
わからない。呆れている風にも、微笑んでいる風にも聞こえた。
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