庵田定夏『ココロコネクト アスランダム下』ファミ通文庫
本文408頁の長編で一気に結末まで.
『孤立空間』の中での話はなんかエグ味強くて
読み進めるのがツライとこあったけれども
出るあたりは,まあまあな感じで結果ヨシか.
で,その後,315頁からの話がシリーズらしくて
なかなか良かった.その中でも円城寺さんが
注文して求めて配ってた黒い粒が好い感じ.
でも,これ,唯には渡してなかったのか…….
可愛い種だな.
http://yasashi.info/hu_00034.htm
◇メモ
P.321 「ふうせんかずらの種があるかどうかだけ聞いておいたら」
「先に電話だけな。どんだけふうせんかずら探してんだよって
思われそうだ……」
――胸がむかむかする。
いや……どうした? どうして急にイラッときてむかっときて、
嫌な感情がわき起こったのだろう。なにも、そんな感情を
抱かせるものはないのに。
P.323 「ねえ、千尋君。ふうせんかずら、って、ねえ」
もう一週間ほど前の話になるが、自分の鞄の小ポケットに、
黒い粒の入った小さな透明の袋を三つ見つけた。
全く入れた覚えがないので気味が悪かったが、紛れ込みでも
したのだろうと、捨てるか落し物入れにでも届けようと思っていたら、
それを見た円城寺が反応を示したのだ。
わたしも持っているよ、ふうせんかずらの種だよね、それ。と。
円城寺も種の入った袋を持っていたが、見覚えがないらしい.。
気づいたら、あった。
紛れ込んだのか、誰かのイタズラか。可能性としてはどちらか
だろうと少々周りに訊いてみたが「なんだそりゃ」「知らない」と
返ってくるばかりだった。
そこで終わってもよかったのに、
「し……調べてみない?」
と円城寺が提案し、自分も頷いてしまったのだ。
本文408頁の長編で一気に結末まで.
『孤立空間』の中での話はなんかエグ味強くて
読み進めるのがツライとこあったけれども
出るあたりは,まあまあな感じで結果ヨシか.
で,その後,315頁からの話がシリーズらしくて
なかなか良かった.その中でも円城寺さんが
注文して求めて配ってた黒い粒が好い感じ.
でも,これ,唯には渡してなかったのか…….
可愛い種だな.
http://yasashi.info/hu_00034.htm
◇メモ
P.321 「ふうせんかずらの種があるかどうかだけ聞いておいたら」
「先に電話だけな。どんだけふうせんかずら探してんだよって
思われそうだ……」
――胸がむかむかする。
いや……どうした? どうして急にイラッときてむかっときて、
嫌な感情がわき起こったのだろう。なにも、そんな感情を
抱かせるものはないのに。
P.323 「ねえ、千尋君。ふうせんかずら、って、ねえ」
もう一週間ほど前の話になるが、自分の鞄の小ポケットに、
黒い粒の入った小さな透明の袋を三つ見つけた。
全く入れた覚えがないので気味が悪かったが、紛れ込みでも
したのだろうと、捨てるか落し物入れにでも届けようと思っていたら、
それを見た円城寺が反応を示したのだ。
わたしも持っているよ、ふうせんかずらの種だよね、それ。と。
円城寺も種の入った袋を持っていたが、見覚えがないらしい.。
気づいたら、あった。
紛れ込んだのか、誰かのイタズラか。可能性としてはどちらか
だろうと少々周りに訊いてみたが「なんだそりゃ」「知らない」と
返ってくるばかりだった。
そこで終わってもよかったのに、
「し……調べてみない?」
と円城寺が提案し、自分も頷いてしまったのだ。
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