神野オキナ『あそびにいくヨ! 17』MF文庫J

なんか,おもちゃ箱をひっくり返したみたいで
いろいろな小ネタが面白い巻だった.
一時代前のライトノベルだな感はいつも通り.
で……いちかさんが最強なのかな,やはり.

◇メモ
P.122 「お守り」の中身を見るのは不吉なこととされ、禁忌だったが、
    気になったっまま死ぬのもいやだった。
     開けてみる。
     神社の護符を畳んだものではなく、「非常用」と墨痕隆々と
    筆で書かれた紙が出てきた。
     広げてみる。
     中から見慣れないものがぽろりと落ちた。
     ふきっさらしの道路の上、それは奇跡のように少女の顔に
    張り付いて、官女はそれを引きはがして見ることが出来た。

      一万円札。

P.124  何もかもがおかしかった。
     さっきまで自分が思っていたことが、すぐ近くにあったことに、
    神社の跡取りでもある父が、娘に持たせたお守りの「ご神体」が
    金だったことに。
     そして、両親を、家を棄てたはずの自分が、実は端から見れば
    とてつもなく長い親の腕の中に、未だにいることに。
     そして、飢えと渇きで死にかけていることに。

P.126 「摩耶…………です、家は棄てたので、姓名の儀は、
    これにて、ご容赦のほどを」

P.132 「私の名前はソニア。あなたと同じで姓は棄てました」

P.172 「ほい、これウチのかーさんがお昼に、って……フーイリチー」
    …麩の炒めものって,麩で代表させるのは何故だろう?

P.184 『男のぶたりめ』
    …好きなのかな? 和ミートのサイトには記述がないの何故だ?

P.254 「ナイショだぞ、艦長やチャイカに知れたら色々だ…………
    その、年下の男の娘、なのでな」
     言いながら、彼女は空中に医療用データを無意味に
    出現させてはめくる仕草を繰り返す。
    「はい……年下の男の子ですか、なるほど」

コメント

nophoto
Johnie
2014年4月13日12:16

I’m out of league here. Too much brain power on dilsyap!

nophoto
Parul
2014年4月15日20:36

Thanks for spending time on the computer (wingirt) so others don’t have to.

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