蒼山サグ『ロウきゅーぶ! (12)』電撃文庫
う~ん,智花との会話,どうなんだろう…….
ずいぶん久しぶりに籠球場面が充実していて
中々によい描写を読めて楽しかった.
愛莉の強くなった描写が一番冴えてるかな.
他のメンバーもなかなか好い感じ.
著者は,昴を観に行った二人をどうする気だろ.
しかし,椿・柊と怜那の件の記憶曖昧さが
普段以上と思ったら11巻未読だった.(汗)
◇メモ
P.85 前日からご徒労願って済まない。
…徒労に「むだな骨折り」以外の意味あるのか?ご足労と間違えた??
P.136 「そっかー、やっと完成したんだ! すばるんの誕生日の時、みんなの
ぶんもてぶくろ作るって聴いてたから楽しみにしてたんだ~。
ありがとうサキ! 早速今日から使うぜ!」
真帆の感激を耳にして、はっと思い出す。そう言えば、パーティの時に
二人で内緒話をしていたっけ。そうか、この手袋のことだったんだな……。
P.155 「悔しいから言いたくないんじゃなくてさ。なんか……
ワケわかんあかったんだ、あいつ」
P.189 一つ前のターンまで同じチームだったひなたちゃんとかげつちゃんが、
今度は敵同士に分かれてマンツーマンで当たっていたのだが、当然
このマッチアップは大きな身長差が生まれてかげつちゃんが
圧倒的に有利になる。
ところがどうしたことか、かげつちゃんはゴール下から放ったシュートを
外してしまったのだ。これが一度きりならばちょっとしたミスとして流して
いたところだが、どうも妙な既視感がある。
そこで冷静に記憶を掘り返してみると、つい何ターンか前に
ひなたちゃんからマークを受けていたときも、かげつちゃんは
シュートを外していたことに思い当たった。ミスマッチのせいで
ほとんど邪魔されずに放てている割には、明らかに精彩を欠いている。
P.191 「……ねぇ、ひなたちゃん。そのディフェンスのやり方、何かの
本とかに載っていた?」
そして、とうとう突き止める。今のシュートミス、やはり偶然じゃない。
ひなたちゃんが使った『マジック』がもたらした、狙い通りの成果だ。
「おー? かげと朝練習しながら、ひなが考えた。だめだった?」
「だめじゃないよ、すごい。すごく良い。これは、きっと使える!」
P.192 しかし、これは盲点だった。まさかこんな方法で、相手のシュートの
成功率を落とすことが出来るなんて……。天使かつ天才。もはや
天という概念すら超越した存在なのではないか。なでなでしたい。
…これを明かすのは13巻かな.
P.217 「もちろん。だって約束したじゃないか」
『…………………っ。ありがとう、ございます。昴さんが覚えていて
下さって、本当に、本当に嬉しいです』
P.226 この季節に、どうしても見たい星がある。それが、約束の理由だったはずだ。
P.227 「あれは、プレアデス星団。……日本では、『昴』とも呼ばれています」
P.227 「眩しくて、遠い星です。小さな私では、手が届きません」
P.227 「でもいつか、あの星に届きたい。そう想いながら、今日まで頑張ってきました」
P.227 「これからも……私は同じ気持ちのままでいて、良いですか?」
P.228 「むしろ、俺がお願いしたい。いつかメッキが剥がれて、智花に愛想を
尽かされてしまわないよう、俺ももっともっと輝けるように頑張る。だから」
そこで一度呼吸を置き、俺はようやく、問われた言葉に真正面から答える。
「智花、いつまでも傍にいてくれ」
「……っ」
口元を押さえ、息を呑む智花。不遜すぎたかもしれない自分の口下手さに
後悔も覚えたが、それ以上は何も言わず、ただじっと答を待つ。
「昴さん、どうかお願いします。……これからも、私をそばにいさせて下さいっ」
P.284 怜那さんが左右の手を交互に使い、えぐるように強いスピンを
加えながら背面で繰り返すあのドリブル。推測するに、球の軌道が
怜那さんの軽く開かれた両足の角度と、ほぼ完全に一致しているのだ。
言い換えれば、正面からだと足が邪魔でボールがよく見えない。
どれだけの研鑽……もしくは――こちらの方がより恐ろしいが、どれだけ
天性のカンが優れていれば、そんな真似が実現できるのだろうか。
あまりにも絵空事のようで今まで半信半疑だったが、どうやらコート内の
気配からすれば、現実にそんな技を実現させている少女が、今眼の前に
存在しているらしい。
なるほど。これはたしかに『ワケわかんない』。
P.285 ――股抜き。雅美さんの足の間に、急激なバックスピンをかけた
ボールを放り込み貫いた後で、自分が後から追い付く。
サッカーならわかるが、バスケでこれを成立させるなんて、もはや
悪い冗談にも思える。事前の予備動作があまりにも小さく、同時に
この上なく大胆で思い切りが良い故の手腕だろうが、それにしても
呆れるしかないテクニックだ。
…?
P.305 「ア,アリウープ……!?」
… Alley-oop
う~ん,智花との会話,どうなんだろう…….
ずいぶん久しぶりに籠球場面が充実していて
中々によい描写を読めて楽しかった.
愛莉の強くなった描写が一番冴えてるかな.
他のメンバーもなかなか好い感じ.
著者は,昴を観に行った二人をどうする気だろ.
しかし,椿・柊と怜那の件の記憶曖昧さが
普段以上と思ったら11巻未読だった.(汗)
◇メモ
P.85 前日からご徒労願って済まない。
…徒労に「むだな骨折り」以外の意味あるのか?ご足労と間違えた??
P.136 「そっかー、やっと完成したんだ! すばるんの誕生日の時、みんなの
ぶんもてぶくろ作るって聴いてたから楽しみにしてたんだ~。
ありがとうサキ! 早速今日から使うぜ!」
真帆の感激を耳にして、はっと思い出す。そう言えば、パーティの時に
二人で内緒話をしていたっけ。そうか、この手袋のことだったんだな……。
P.155 「悔しいから言いたくないんじゃなくてさ。なんか……
ワケわかんあかったんだ、あいつ」
P.189 一つ前のターンまで同じチームだったひなたちゃんとかげつちゃんが、
今度は敵同士に分かれてマンツーマンで当たっていたのだが、当然
このマッチアップは大きな身長差が生まれてかげつちゃんが
圧倒的に有利になる。
ところがどうしたことか、かげつちゃんはゴール下から放ったシュートを
外してしまったのだ。これが一度きりならばちょっとしたミスとして流して
いたところだが、どうも妙な既視感がある。
そこで冷静に記憶を掘り返してみると、つい何ターンか前に
ひなたちゃんからマークを受けていたときも、かげつちゃんは
シュートを外していたことに思い当たった。ミスマッチのせいで
ほとんど邪魔されずに放てている割には、明らかに精彩を欠いている。
P.191 「……ねぇ、ひなたちゃん。そのディフェンスのやり方、何かの
本とかに載っていた?」
そして、とうとう突き止める。今のシュートミス、やはり偶然じゃない。
ひなたちゃんが使った『マジック』がもたらした、狙い通りの成果だ。
「おー? かげと朝練習しながら、ひなが考えた。だめだった?」
「だめじゃないよ、すごい。すごく良い。これは、きっと使える!」
P.192 しかし、これは盲点だった。まさかこんな方法で、相手のシュートの
成功率を落とすことが出来るなんて……。天使かつ天才。もはや
天という概念すら超越した存在なのではないか。なでなでしたい。
…これを明かすのは13巻かな.
P.217 「もちろん。だって約束したじゃないか」
『…………………っ。ありがとう、ございます。昴さんが覚えていて
下さって、本当に、本当に嬉しいです』
P.226 この季節に、どうしても見たい星がある。それが、約束の理由だったはずだ。
P.227 「あれは、プレアデス星団。……日本では、『昴』とも呼ばれています」
P.227 「眩しくて、遠い星です。小さな私では、手が届きません」
P.227 「でもいつか、あの星に届きたい。そう想いながら、今日まで頑張ってきました」
P.227 「これからも……私は同じ気持ちのままでいて、良いですか?」
P.228 「むしろ、俺がお願いしたい。いつかメッキが剥がれて、智花に愛想を
尽かされてしまわないよう、俺ももっともっと輝けるように頑張る。だから」
そこで一度呼吸を置き、俺はようやく、問われた言葉に真正面から答える。
「智花、いつまでも傍にいてくれ」
「……っ」
口元を押さえ、息を呑む智花。不遜すぎたかもしれない自分の口下手さに
後悔も覚えたが、それ以上は何も言わず、ただじっと答を待つ。
「昴さん、どうかお願いします。……これからも、私をそばにいさせて下さいっ」
P.284 怜那さんが左右の手を交互に使い、えぐるように強いスピンを
加えながら背面で繰り返すあのドリブル。推測するに、球の軌道が
怜那さんの軽く開かれた両足の角度と、ほぼ完全に一致しているのだ。
言い換えれば、正面からだと足が邪魔でボールがよく見えない。
どれだけの研鑽……もしくは――こちらの方がより恐ろしいが、どれだけ
天性のカンが優れていれば、そんな真似が実現できるのだろうか。
あまりにも絵空事のようで今まで半信半疑だったが、どうやらコート内の
気配からすれば、現実にそんな技を実現させている少女が、今眼の前に
存在しているらしい。
なるほど。これはたしかに『ワケわかんない』。
P.285 ――股抜き。雅美さんの足の間に、急激なバックスピンをかけた
ボールを放り込み貫いた後で、自分が後から追い付く。
サッカーならわかるが、バスケでこれを成立させるなんて、もはや
悪い冗談にも思える。事前の予備動作があまりにも小さく、同時に
この上なく大胆で思い切りが良い故の手腕だろうが、それにしても
呆れるしかないテクニックだ。
…?
P.305 「ア,アリウープ……!?」
… Alley-oop
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