これまでの，痛快という感じとは少し違う感じで
キビシイ戦いというのをあらわしている？
整合騎士の作り方が明らかにされて……う～ん．
まぁ，最終的にはズルっぽい荒業で切り抜けるけど
どうするんだよ？というところで次巻に続く，と．（苛っ）
◇メモ
P.83 驚いたことに、そやつらは、たった二人でダークテリトリーからの大規模な
先遣偵察部隊を撃退したという言うではないか。それが真実ならば、
本来数十人に分配されるはずの膨大な権限上昇ポイントを、
二人で独占したということになる。神器を装備できるほどの権限を
得た理由はそれで解ったが……同時に、わしはまた新たな疑問に
苛まれることとなった。つまり――ろくな衛士隊もない辺境の村に
生まれた若者たちが、なぜ圧倒的な戦闘力を持つダークテリトリーの
ゴブリン戦士を撃退しえたのか？
P.84 しかしついにおぬしが、あまった食い物を、飼われていない獣つまり
野良犬に与えるのを見た時、わしは稲妻の如き衝撃とともに悟った。
おぬしが、禁忌目録にまったく縛られておらぬことを……
P.116 なぜならイメージ力……すなわち《シンイ》こそ、世界の根源の理じゃからな……
P.181 「整合騎士に過去は存在しない、なぜなら天界から召喚されたからだ、
あんたはそう言った。きっと最高司祭が、騎士として目覚めた直後の
あんたにそう教えたんだろう。整合騎士になる以前の記憶がないのは
そのせいだ、って納得させるために。でもその話を押し通すためには、
整合騎士に、自分が人間だった時の記憶だけじゃなく、自分以外の
騎士の誕生に関する記憶も残してもらっちゃ困るわけだ。自分が連れてきた
大罪人が、次の日に仲間の騎士として現れたら大混乱だからな……。
案外そのへんか、最高司祭様の弱みは……」
P.213 お前たちの腰にある鞘。それは南方の《紅玉樫》製だな。
《ルベリルの毒鋼》で作られたこの剣に触れても腐らない唯一の素材だ。
ただの修道女見習いが、そんな物持ってるはずがない。だから、
お前たちが近づいてくる前に、毒素分解術を唱えておいたんだ。
分解が終わるのに、ちょっと時間がかかったけどな。
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