森田季節『クラスメイト・コレクション -僕のクラスは生徒がいない-』GA文庫
251頁の理瀬さんがやたらに可愛い.
何だか妙にほんわかした気分のまま
気づいたら読み終わっていた.
優しさの森田季節全開という感じ.
◇メモ
P.17 この笑い方は獅子というよりリスだな。四肢は言い過ぎだ。そんな獰猛な
感じじゃない。僕のライオンさん弁当のほうが勇ましいよ。
P.19 『わざわざ一階に持っていくのが面倒なのだ。あと、このグラスは
一杯では少ない』
違うフロアにまで行っていたのか。そりゃ、生徒会室に冷蔵庫はないよな。
P.28 「あの『くくく……』ってキャラ作りの一環だったんだ!
狐というより、リスだよ」
P.28 『この戦国武将ポスター、松永久秀と宇喜田直家も画鋲で
留めてあるのだが』
「壁が傷むだろ! しかも、なんで戦国の梟雄ばっかり貼ってるんだ!」
どっちも謀略や暗殺でのし上がった人間じゃないか。
…斎藤道三を外したのは何故だろ?
P.28 「あの……それと、足を組むのもやめたほうが……」
「ん? 行儀が悪いとでも言うつもりか?」
「いえ、ちょっと見えそうで……」
P.36 『松永久秀みたいでかっこいいなあ(ぼそっ)』
「もう少し、善人よりのチョイスしろよ」
P.37 『だが、サポートは本当だ。教卓の上を見たまえ』
五円玉が置いてあった。
…どうやって置いた?
P.42 『それと、さっきリスって言ってくれたな』
「もしかして、気にしてました?傷つけちゃったなら、マジで謝ります……」
女性を傷つけるなんて男として失格だ。相手がフリーダムでも
許されることじゃない。
『逆だ。ちょっと、うれしかったぞ……。リスか、かわいいじゃないか』
P.42 『もし、君と直接出会ったら……抱き締めたいくらいだ』
…一回目.
P.49 『ふ~ん、君はその歳でクマさん弁当なのか』
僕の弁当はご飯部分が海苔やゴマなどでクマさんの顔になっている。
「クマってかっこいいよね。ファンシーなウサギやネコは女の子向けだけど、
クマはやっぱり男のお弁当だよね」
『前から思っているのだが、君の男らしさはどこかずれている』
P.50 どうやら、クマさん弁当を見られてしまったらしい。でも、ネコさん弁当
じゃないから大丈夫だろう。ネコさん弁当はちょっと女の子っぽいよね。
P.52 『明日はウサギさん弁当かな~』
「そんな女の子っぽい弁当じゃない! 明日はライオンさん弁当です!」
P.53 『ご飯はもう一階で食べてきた』
P.74 まさかの燃える展開に、池の清掃作業をしてた管理会社の人や
庭の木の剪定をやってた園芸会社の人が拍手を送っていた。
P.92 庭の剪定も終わっていた。
池の清掃も終わっていた。
P.93 画面に映る理瀬さんは下着姿だった。しかも、煽情的な黒だ。
P.93 『前にスカートの中を巧海君に見られたあとに考えたのだよ。
水着も下着みたいなものだ。つまり、最初から下着しか
着ていなければ恥ずかしくな…………いや、恥ずかしいような……』
P.96 『啓道学園にもめだかは棲んでいるよな。ほら、
あの通用門奥の濁った池だ』
P.103 「はい、これは『しるし餅』って言うんです」
P.103 「戦国時代、敵将の首級をとった時に身分を高く見せるために、
白くお化粧したりしたらしいんですよ。だから、その首に見立てた
お菓子らしいです」
…念のために検索してしまった.
P.106 『ありがとう……君と直接会うことがあったら、感謝のハグをしたいほどだ』
…二回目.
P.109 沼田さんの家は、我が家の最寄り駅である吉賀沢駅から徒歩で
向かうことになっていた。ただし、数分で行ける範囲という意味ではない。
交通機関がないので、徒歩でいくしかないのだ。
長峰市濁利沼1-1。
P.109 『そうだな。貧相な体つきでは政治を切り盛りしていくこともできない。
ぜひ、董卓のような体格を目指してくれ』
「なんで、また『三国志』の梟雄なんだよ」
P.110 『そうだ、君も登校するたびにあの濁った池を目にするだろう。めだかが
棲んでいるらしいが、正直なところ、そんなものよりはるかに多い
ボウフラの温床になっている、あの池だ。それを、長峰市で一番の
サイズに拡張したのが、この濁利沼というわけだ』
P.117 『え~。今からお風呂に入るつもりだったのにな~』
「学校にそんなものないだろ! とにかく助けて! 生徒の危機だ!」
P.133 このプロジェクトは、僕が二年二組を再生させる計画じゃなくて、僕が
再生させられる計画のような気がするのだ。自己中心的かもしれないけど。
P.139 『まったく、何度見ても学園の池のように、濁った水だな。だが、それがいい』
P.164 「では、まず高校の最寄り駅である長峰駅までの切符を買ってほしい」
P.164 「ええと、浅草、とうきょうスカイツリー、押上、曳舟、東向島、鐘ヶ淵、堀切……」
「隅っこから読まなくていいよ! もっと吉賀沢の近辺を見ればいいから!」
「吉賀沢、大川、下村松、長峰……百九十円」
…東武伊勢崎線から繋がるどこかをモジったかと思案したけど不明.
P.170 「かなり音が漏れてるよ。そういう聞き方してるって知ったらそのバンドの人も
悲しむんじゃないかな。最悪、バンドのネガキャンになっちゃうし」
P.194 クラスに女子が増えて淫佚の日々をお過ごし、ますます
ご健勝のことかと存じ上げます。
P.211 『いや……君が女なら、この部屋に呼ぶこともできるかもと思ってね』
P.212 『で、でも、君をないがしろにしているわけではないぞ!むしろ、ものすごく
感謝している! 直接顔を合わせたら抱き締めたいくらいだ!』
…三回目.
P.217 「そしたら、HRはこれで終りね。三時間目が担当の古文だから、また
その時に来るわ。独断と偏見で『源氏物語』の一番エロいシーンを
やります。ぶっちゃけ、そういうシーンから学んだ方が記憶に残るのよ」
…どの帖の,どの場面だろう?
P.219 「いえ、買いかぶりです。どこにでもいる、通行人A的なポジションですよ。
中学の演劇も、役は『杉2』だったし」
「杉が複数出てくる物語って何なのよ」
「『屋久島の杉の世界』って劇ですけど」
「それって、地味に重要な役じゃないの!?」
「島民に悠久の歴史を十分ほど語って聞かせるだけの
地味な役ですよ。脇役です」
P.221 すでに手にはダークグリーンのお弁当箱が収まっていた。よくそんな色の
お弁当箱売っていたな。何を入れても不味そうに見えるだろ。
…沼田さんで沼色?昔のゴミポリバケツにそんな色あったな.
玉子屋のくすんだ赤も微妙な気がするから,どこかにありそうな気も.
http://www.tamagoya.co.jp/shohin/shohin.html
P.222 「オオカミだよ。これはオオカミさん弁当。男らしいだろ」
「…………そうだね。男らしさとか人それぞれだもんね」
P.223 「この村落では、きゅうりの切断面が神社の紋章とよく似ているので
食べてはいけないというタブーがあるんです。もし、食べると病気に
なってたちまちのうちに死んでしまうと。だから、いまだにみんなきゅうりを
食べないし、周囲には野生の活きのいいのが生えているんです。
それをお父さんが仕事の帰りにとってきたものです」
…徳島の民話?を斜め下にモジってるなぁ.
P.225 『それにしても八王寺美波先生の攻略も見事なものだった。ここまで
綺麗に事が運ぶとは私も思っていなかった。君は平成の諸葛孔明、
いや平成の馬謖の名を与えよう』
「孔明に斬られる側に替えるなよ!」
P.232 「僕が土曜に潮来深月さんを学園に連れて行った日に、学校の池は
管理会社の人が清掃していたんですよ。あの日以来、それはそれは
澄んだ池になってますよ」
P.237 「僕を誰も登校してない二組に配属してくれたのは理瀬さんですよね?
いきなり知らない人ばかりの教室に入ったら、物怖じするだろうと
思って、誰もいないクラスにしたんですよね?
二年二組再生計画だって、僕らが一対一のコミュニケーションなら
割と上手にとれるって知ってたからですよね?」
251頁の理瀬さんがやたらに可愛い.
何だか妙にほんわかした気分のまま
気づいたら読み終わっていた.
優しさの森田季節全開という感じ.
◇メモ
P.17 この笑い方は獅子というよりリスだな。四肢は言い過ぎだ。そんな獰猛な
感じじゃない。僕のライオンさん弁当のほうが勇ましいよ。
P.19 『わざわざ一階に持っていくのが面倒なのだ。あと、このグラスは
一杯では少ない』
違うフロアにまで行っていたのか。そりゃ、生徒会室に冷蔵庫はないよな。
P.28 「あの『くくく……』ってキャラ作りの一環だったんだ!
狐というより、リスだよ」
P.28 『この戦国武将ポスター、松永久秀と宇喜田直家も画鋲で
留めてあるのだが』
「壁が傷むだろ! しかも、なんで戦国の梟雄ばっかり貼ってるんだ!」
どっちも謀略や暗殺でのし上がった人間じゃないか。
…斎藤道三を外したのは何故だろ?
P.28 「あの……それと、足を組むのもやめたほうが……」
「ん? 行儀が悪いとでも言うつもりか?」
「いえ、ちょっと見えそうで……」
P.36 『松永久秀みたいでかっこいいなあ(ぼそっ)』
「もう少し、善人よりのチョイスしろよ」
P.37 『だが、サポートは本当だ。教卓の上を見たまえ』
五円玉が置いてあった。
…どうやって置いた?
P.42 『それと、さっきリスって言ってくれたな』
「もしかして、気にしてました?傷つけちゃったなら、マジで謝ります……」
女性を傷つけるなんて男として失格だ。相手がフリーダムでも
許されることじゃない。
『逆だ。ちょっと、うれしかったぞ……。リスか、かわいいじゃないか』
P.42 『もし、君と直接出会ったら……抱き締めたいくらいだ』
…一回目.
P.49 『ふ~ん、君はその歳でクマさん弁当なのか』
僕の弁当はご飯部分が海苔やゴマなどでクマさんの顔になっている。
「クマってかっこいいよね。ファンシーなウサギやネコは女の子向けだけど、
クマはやっぱり男のお弁当だよね」
『前から思っているのだが、君の男らしさはどこかずれている』
P.50 どうやら、クマさん弁当を見られてしまったらしい。でも、ネコさん弁当
じゃないから大丈夫だろう。ネコさん弁当はちょっと女の子っぽいよね。
P.52 『明日はウサギさん弁当かな~』
「そんな女の子っぽい弁当じゃない! 明日はライオンさん弁当です!」
P.53 『ご飯はもう一階で食べてきた』
P.74 まさかの燃える展開に、池の清掃作業をしてた管理会社の人や
庭の木の剪定をやってた園芸会社の人が拍手を送っていた。
P.92 庭の剪定も終わっていた。
池の清掃も終わっていた。
P.93 画面に映る理瀬さんは下着姿だった。しかも、煽情的な黒だ。
P.93 『前にスカートの中を巧海君に見られたあとに考えたのだよ。
水着も下着みたいなものだ。つまり、最初から下着しか
着ていなければ恥ずかしくな…………いや、恥ずかしいような……』
P.96 『啓道学園にもめだかは棲んでいるよな。ほら、
あの通用門奥の濁った池だ』
P.103 「はい、これは『しるし餅』って言うんです」
P.103 「戦国時代、敵将の首級をとった時に身分を高く見せるために、
白くお化粧したりしたらしいんですよ。だから、その首に見立てた
お菓子らしいです」
…念のために検索してしまった.
P.106 『ありがとう……君と直接会うことがあったら、感謝のハグをしたいほどだ』
…二回目.
P.109 沼田さんの家は、我が家の最寄り駅である吉賀沢駅から徒歩で
向かうことになっていた。ただし、数分で行ける範囲という意味ではない。
交通機関がないので、徒歩でいくしかないのだ。
長峰市濁利沼1-1。
P.109 『そうだな。貧相な体つきでは政治を切り盛りしていくこともできない。
ぜひ、董卓のような体格を目指してくれ』
「なんで、また『三国志』の梟雄なんだよ」
P.110 『そうだ、君も登校するたびにあの濁った池を目にするだろう。めだかが
棲んでいるらしいが、正直なところ、そんなものよりはるかに多い
ボウフラの温床になっている、あの池だ。それを、長峰市で一番の
サイズに拡張したのが、この濁利沼というわけだ』
P.117 『え~。今からお風呂に入るつもりだったのにな~』
「学校にそんなものないだろ! とにかく助けて! 生徒の危機だ!」
P.133 このプロジェクトは、僕が二年二組を再生させる計画じゃなくて、僕が
再生させられる計画のような気がするのだ。自己中心的かもしれないけど。
P.139 『まったく、何度見ても学園の池のように、濁った水だな。だが、それがいい』
P.164 「では、まず高校の最寄り駅である長峰駅までの切符を買ってほしい」
P.164 「ええと、浅草、とうきょうスカイツリー、押上、曳舟、東向島、鐘ヶ淵、堀切……」
「隅っこから読まなくていいよ! もっと吉賀沢の近辺を見ればいいから!」
「吉賀沢、大川、下村松、長峰……百九十円」
…東武伊勢崎線から繋がるどこかをモジったかと思案したけど不明.
P.170 「かなり音が漏れてるよ。そういう聞き方してるって知ったらそのバンドの人も
悲しむんじゃないかな。最悪、バンドのネガキャンになっちゃうし」
P.194 クラスに女子が増えて淫佚の日々をお過ごし、ますます
ご健勝のことかと存じ上げます。
P.211 『いや……君が女なら、この部屋に呼ぶこともできるかもと思ってね』
P.212 『で、でも、君をないがしろにしているわけではないぞ!むしろ、ものすごく
感謝している! 直接顔を合わせたら抱き締めたいくらいだ!』
…三回目.
P.217 「そしたら、HRはこれで終りね。三時間目が担当の古文だから、また
その時に来るわ。独断と偏見で『源氏物語』の一番エロいシーンを
やります。ぶっちゃけ、そういうシーンから学んだ方が記憶に残るのよ」
…どの帖の,どの場面だろう?
P.219 「いえ、買いかぶりです。どこにでもいる、通行人A的なポジションですよ。
中学の演劇も、役は『杉2』だったし」
「杉が複数出てくる物語って何なのよ」
「『屋久島の杉の世界』って劇ですけど」
「それって、地味に重要な役じゃないの!?」
「島民に悠久の歴史を十分ほど語って聞かせるだけの
地味な役ですよ。脇役です」
P.221 すでに手にはダークグリーンのお弁当箱が収まっていた。よくそんな色の
お弁当箱売っていたな。何を入れても不味そうに見えるだろ。
…沼田さんで沼色?昔のゴミポリバケツにそんな色あったな.
玉子屋のくすんだ赤も微妙な気がするから,どこかにありそうな気も.
http://www.tamagoya.co.jp/shohin/shohin.html
P.222 「オオカミだよ。これはオオカミさん弁当。男らしいだろ」
「…………そうだね。男らしさとか人それぞれだもんね」
P.223 「この村落では、きゅうりの切断面が神社の紋章とよく似ているので
食べてはいけないというタブーがあるんです。もし、食べると病気に
なってたちまちのうちに死んでしまうと。だから、いまだにみんなきゅうりを
食べないし、周囲には野生の活きのいいのが生えているんです。
それをお父さんが仕事の帰りにとってきたものです」
…徳島の民話?を斜め下にモジってるなぁ.
P.225 『それにしても八王寺美波先生の攻略も見事なものだった。ここまで
綺麗に事が運ぶとは私も思っていなかった。君は平成の諸葛孔明、
いや平成の馬謖の名を与えよう』
「孔明に斬られる側に替えるなよ!」
P.232 「僕が土曜に潮来深月さんを学園に連れて行った日に、学校の池は
管理会社の人が清掃していたんですよ。あの日以来、それはそれは
澄んだ池になってますよ」
P.237 「僕を誰も登校してない二組に配属してくれたのは理瀬さんですよね?
いきなり知らない人ばかりの教室に入ったら、物怖じするだろうと
思って、誰もいないクラスにしたんですよね?
二年二組再生計画だって、僕らが一対一のコミュニケーションなら
割と上手にとれるって知ってたからですよね?」
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