思い出話その７

しかし，「振袖欲しいの？」という恫喝！に，怯えず真っ直ぐ｢欲しい」と
言えていたら……，あやしい女装用品ではなく，本物の下着一式から
振袖までせしめられたかもしれない，なんて思うと微妙である．

恫喝の意味がピンと来ないとしたら，男の子に「明日からスカートで学校に行け」
女の子に「男子制服で学校に行け」というくらい，な感じかな．女子には通じないか？
妹はわたしのジーパンが細くて穿けなくて，妹のスカートを穿けるところを見せたり
思い返せば，かなり酷いことやってた，とも思うが．ま，さすがに，スカート登校は
きつすぎただろうと思う．今だと，やっちゃえ，本人は困らない，なんて思うけど．

勇気振り絞ってストレートパーマ試したときには，持っていた筈なので
きりかむろ？というかおかっぱ頭で振袖を楽しめたかもしれない．
たぶん，体の太さ（でも妹よりは細かった）以外は，生涯で一番好きな
姿の自分だった時期だろう，と思うから．

まぁ，そんなこと，やってたら，いまとは随分違う人生になってたかもだが．