十代半ばの頃だろうか,気色ばむと上目蓋の鼻寄りに角ができる
いわゆる,目くじらをたてる顔になるなと自覚した後で……
怒りゆらいじゃなくて,怯え感からでる表情と気がついて
なんとか,出なくなるように頑張ってみて,激減できた.

そしたら,睨まれても,見返すと相手のほうが先に目を逸らすことが
とても多くなった気がした.ミラーグラス越しに睨んでた奴も逸らした.
電車の中でしつこく睨んでた奴に,「おつとめごくろうさんです」と
言われたときはさすがに吃驚した.意味は謎のままだけど.

そして,動物相手でも,緊張を見せずに静かに見つめると
結果的に威圧している,ことが多い気がする.
アホなチャウチャウに噛みかかれた時,「ん?」と見たら縮んだ.
山で出くわした猿や猪も,ふわっとした目で見つめると静かに逃げた.
さすがに,日光あたりの特殊な猿には,まだ試していないけど.

小説などで「笑顔だけど目が笑ってない」という記述を良く見るけれど
目付きに緊張が無い方が,目の力はあるような気がする.
ゴルゴ13みたいな目付きなんかより,はるかに強い力が.

別に特殊なことでなく,赤ちゃんが見つめる感じの目付きを維持するだけ.
まぁ,それが,なかなか難しいことだったなぁ,とは思うけど.

そして,そういう目付きをできるようになると,猫誑しが上手になった.
まっすぐに見るだけなら威圧を,おいでよ~という声伴えば信頼を.

あと,話をするときは目をまっすぐに見たいと思ってる.
これは異論があるかもしれない微妙な話だけれど.

蛇足的だが,今まで職務質問を受けたことが無い.
目が合った時,警察官が目を逸らすまで見ている効果かは不明だけど.
大学の先輩で幾度も職質受けてる人は目を合わせず逸らす癖があった.

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