9月26日の日記

2011年9月26日 読書
滝川廉治『テルミー 2 きみをおもうきもち』集英社スーパーダッシュ文庫

1巻でも思ったけれど,MF文庫じゃないかと思うほど
沈んだ空気をよく描いている.第三章の康雅が苦手で
読むのに時間がかかってしまった.感じているのが
辛くなるのか滑って読み進んで読み直しが多すぎて.
説明とキャラの齟齬が減るか,説明が減ると相当に
凶悪に良くなる気がするけど続巻はどうなるかな?
……引用元を丁寧に示してるのは好感持てるなあ.
しかし,竹内周信って誰?創作??

◇メモ
P.54 月之浦出身の詩人、竹内周信という人の歌だよ。
P.98 「そうか。ありがとさん。……あーそれからなー。間宮先生の事、いい加減
   気にするのはやめなよ。失言して悪かったと本人も認めてるからさ」
   「はあ……失言ってなんでしたっけ?」
   なんとなく何かに腹が立ったような記憶だけはうすぼんやりとあるものの、
   清隆は間宮先生に関する事柄をほとんど覚えていなかった。
P.108 奈美子の案内に従って、彼女の部屋に入る。六畳くらいの広さだ。
    ベッドはなく、寝る時は押し入れから布団を出しているようだった。
    テレビと最新のゲーム機があり、部屋の隅には少年ジャンプやゲーム雑誌が
    山となって積まれている。本棚もゲームの攻略本と少年向けの漫画ばかり。
    掃除はまめにしているようだが、まるで男の子の部屋みたいだった。
P.161 行き過ぎた保護意識は、結局のところ相手を全然信用していないという事だ。
    それでは愛していないのと同じ事になってしまう。
P.172 「……事故の後の、何度目かのカウンセリングで……落ち込んでいるぼくに、
    あの先生が何気なくぽろっと言ったんだ。『少なくとも、事故に巻き込まれず
    怪我一つせずに済んだのは、ラッキーだったと思えるでしょう』って」
    「……確かに、カウンセラーとしてはひどい失言ね」
    「その時は無性に腹が立って、もう話を聞かずに部屋を出た。
    それっきり、二度とカウンセリングには行かなかったし、間宮先生の存在自体を
    頭から消し去ってしまっていた」
P.199 優しい人や尊敬できる人との出会いは、奇跡のようなものだ。キリストも
    言っている。不正な手段を用いてでも、友情は大切にしろと。
    (ルカによる福音書、十六章九節)
P.242 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』  …見る気にならず見てないな.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88
P.255 「ねえ、顔をお上げなさいな。顔だけが、あなたの唯一の可愛いところなんだから」

P.309 ベニー松山先生、素晴らしい推薦文を本当にありがとうございました。

 これかな?

| ベニー松山、激賞!!
| こいつら、『成長』しているぞッ!
|
| 死者の想いを叶える少女。彼女が望むものは…?

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