著者の1週間は地球時間じゃない.(笑)

序章 正確な音程で歌えるようになるということ
1日目 リズム感を鍛える
2日目 音感を鍛える
3日目 もっと音感を鍛える
4日目 発声を鍛える
5日目 メロディにフォーカスする
6日目 歌詞にフォーカスする
7日目 メロディに歌詞を乗せる

全般には上手く歌えるようになりたい人へ,というもの.

まず,リズム音痴を先に治すのがいいという考え方.

音感を鍛えるというのはpfの音に合せ発声するのだが
これは……一人でどのくらいできるんだろう?

もっと音感を鍛えるのところで,イロイロなスケールがあり
この部分は,耳に馴染ませると効果が高そうな印象.
本書の練習をする気にはならなかったけれども
この部分だけはもう少し聞いてみようかと思っている.

面白かったのが,歌詞にフォーカスする,の中の
歌詞をリズム読みする,というもの.
ピッチを無視して歌ってみましょう.というもの.
『メロディを歌ってしまうと、ピッチに気をとられて
 リズムが曖昧になってしまいますので……』なのだと.
書店店頭で立読みして
一週間での一週間は地球時間ではないな.
そう感じたけれど内容が気になったので
図書館で借りて読んでみた.

一週間という嘘に目を瞑って練習を続ければ
それなりの効果は期待できるかもしれない.
ただ,付属CDを聞いてみて……一人でやるのは大変そうだから
ボーカルスクールに通おうと思わせるそういう印象が濃厚なのも事実.

序章 3オクターブが出せるようになるということ
1日目 喉のリラックス
2日目 ブレス
3日目 チェスト・ボイス
4日目 ファルセット
5日目 声帯ストレッチ
6日目 ブレイクポイントの解消
7日目 3オクターブ・チェック

こういう構成で,序章で3オクターブは普通にできるという.

喉のリラックスは……
横笛遊びをしていて喉が開くようになるまでの工夫を思い出すもの.
頑張って文章にしていると思うけれども,難しいと感じる人も居そう.

声帯ストレッチというのが本書の味噌と思われる.
……要するに徐々に音域を広げる旋律の工夫.
……という風に読んだけれども見当違いかもしれない.
ただ,まあ,声の高さのコントロールは声帯なので他の部位に力が入らないように
いろいろと心をくだいている印象だった.

ブレイク・ポイントとは何かと思ったら『ひっくり返り点』すなわち
地声で上の方に移行していったとき裏返る,あれのことらしい.
別の本でアバウトに発声練習してたら小さくなったというか
消えたに等しい変化があって,かなり驚いたので
本書に書かれている程の段階に至れたなら
『本当に衝撃的な感動がある』というのは掛け値なしだろう.
石川芳『1週間で正確な音程で歌えるようになる本 回り道をせずに音痴を矯正する至福のボイス・トレーニング』リットーミュージック

『女の子の声になろう!』という本に興味をもってから
http://felis.diarynote.jp/200907300149187806/

少し実験していて,ちゃんとしたボイストレーニングに興味が出て
書店で見つけたのを図書館にリクエストしてみた.
そう,少し立読みした感じでは……タイトルが嘘っぽいと感じたので.

1日目 リズム感を鍛える
2日目 音感を鍛える
3日目 もっと音感を鍛える
4日目 発声を鍛える
5日目 メロディにフォーカスする
6日目 歌詞にフォーカスする
7日目 メロディに歌詞を乗せる

……目次みて,先記の判断をしたのだけれど


序章にある,『あなたはどの音痴』というのの分類が
Aタイプ……気合いと根性音痴  頑張ってる方向が間違っている
Bタイプ……声が未熟音痴     声を鍛えることも必要
Cタイプ……準備不足音痴     何度も聴いたり歌ったりする練習が必要

このあたりでも,あまり収穫があるとは思えないなと,思ったり.

本文読んでみても,それぞれを1日というのは……無理がある気がする.
あ,いや,地球時間の1日では無理だろってだけ,だけどね.(笑)
書いてあること自体は,7日間のそれぞれの内容からわかるように
素人が混ぜこぜにもがいてしまうところを整理してある印象はある.

付属CDがかなり細かく作ってあるようで,これの効果がどうか?で
この本の価値が決まるのだろうと思う.ただ,何となくではあるが
この内容を試し始めると,一人でやっていてもというところにいって
ちゃんと先生について習わないと……に落ち着く気がしないでもない.

明日か明後日から,CDとともに試してみようとは思うけれども…….

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